万年ヒラリー Reboot 〜闘争の記録〜

社労士開業を目指し、ひたむきに毎日を精一杯生きる平凡な一人の男の物語!

ROUND 26 Mさんへ③〜暗雲〜Mさん、どうしちまったんだい・・

・・


・・その後、何とか職場復帰したMさんはすぐに異動することになり、その職場にはたまたま俺が良く知る先輩が勤務していた・・俺はその先輩にMさんのことをよろしくお願いします、と事情を説明し、何かあれば連絡くださいと頭を下げた・・


・・Mさんは当初は何とかやっていたようだ・・先輩にもよくやってるよ、と話をされていた・・しかし・・


・・ある日、先輩から連絡があったんだ・・


「Mさんだけど、最近休んでるんだよ、万年さん・・」・・聞けば、小さい事務室で一緒に働く職員とあまりそりが合わなかったらしく、多くの仕事を抱え込んでしまい、どうにもこうにも回らなくなってしまい、病休になってしまったようだ・・直前の職場では後輩の面倒をよくみていたようだが、夜遅くまで仕事をし、きっとお父さんの介護も重なって心のバランスを崩しやすい状況だったのかもしれない・・そしてお父さんが亡くなってしまった・・


・・Mさんにすぐに連絡し、会いにいった・・


「・・Mさん、あまり無理はしないほうがいいですよ・・休んだって大丈夫・・まずはしっかり体調を整えることです・・給料とか不安なら俺が制度とか手続とか教えますよ・・」


「・・万年さん、僕は職場に迷惑ばかりかけてしまった・・できれば早く戻りたいんだけど・・ほら万年さん、僕たちが一緒に働いていたころのボスに相談してみたんだよ、早くもどりたいって・・そしたら万年さんが言ってたことと同じこと言われたよ・・でも、万年さん、俺は万年さんたちと一緒に働いていたあの頃のように働きたい・・本当は職場にもどりたいんだ!!」


「・・大丈夫、必ずよくなりますよ、気持ちをリラックスさせて、まずは体調良くなることだけに集中すればいいんです・・」


・・それから少しして、Mさんからとある地方公共団体を退職すると連絡があった・・どうやら、中途半端なまま、今の職場に迷惑をかけ続けるのが耐えられなかったようだ・・

10年以上も働かずに制度を使って金をもらい続けている、俺からしたらクソみたいな奴もいるのに・・Mさん、あんたは素直すぎだよ・・


その後、すぐに連絡が取れなくなり、自宅にもいったが、不在のようだった・・少ししてMさんのお姉さんから連絡がきた・・


(つづく)


Mさんへ

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