万年ヒラリー Reboot 〜闘争の記録〜

社労士開業を目指し、ひたむきに毎日を精一杯生きる平凡な一人の男の物語!

ROUND48 追憶⑨〜万年ヒラリー2010.9.10 君の未来に〜

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疲れはてて駅のエスカレーターを降りる僕の横をバイト服を着た青年がかけおりる…青年は客と思われる人に追いつき大雨の中を何度も頭を下げ、ずぶぬれになりながら紙らしきものを渡している…おそらくレシートか何かを渡し忘れたのだろう…

…あの青年は以前仕事の中で全力で助けた何人かの青年うちの一人です…


…僕が利用する駅のファーストフード店でバイトしていて、何度か声をかけています…


…その青年はギリギリの環境で当時僕が面談をしたとき、本気でその状況を打開したいと思っていて、その努力もよくわかった…


…だから僕は多くの時間を費やしてその危機を乗り越える手助けを全力で実行した…イレギュラーな手続きも行った…彼は僕の異動の際、涙を流しながら僕に感謝の言葉を並べた…


…僕は君が頑張ったからだよ、と声をかけるとともにこの現場で僕がやるべき仕事のすべてが終わったことを感じた…僕は次のステージに進める…そのとき、そう思った…


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…雨の中懸命に働く彼の姿を見て、彼がきっと幾多の困難を乗り越えていけるだろうと嬉しく思った…しかし…彼の輝きに比べ、今の僕はどうなのだろうか…


…「輝いてないな、俺は」そうつぶやいて彼の横を傘で顔を隠して通りすぎた…過去いくら頑張っていても今が輝いていなければ駄目なんです…うん、でも近々またいつものように君に声をかけられる自分になるよ…きっと…きっとね…



万ヒラ弁当と息子マン②の朝食おかず‼️

唐揚げはノンフライヤー仕立て!

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